
概要
ポイメモとは?
ポイメモは、日頃のちょっとしたメモに最適なアプリです。
ポイポイ使えるメモアプリということで「ポイメモ」と名付けました。一度使ってみれば、ポイポイの意味が分かるはず。最速でメモを取れるような設計に仕上げています。
メインカラーは白で、デザインはニューモーフィズムのような立体感を意識しました。「シンプルながらも、遊び心を」という想いが込められています。
基本情報
名前 | ポイメモ|シンプルで使いやすいメモアプリ |
リリース日 | 2022年5月6日 |
作成期間 | 3週間 |
役割 | UI/UXデザイン / 開発 / マーケティング |
URL | AppStore(https://onl.bz/HJ2Lny9) |
技術スタック
デザイン | Figma |
言語 | Dart(Flutter) |
アーキテクチャ | MVVM(Model View ViewModel) |
データ管理 | Drift |
ポイメモの特徴

シンプルで心弾むポップなデザイン
キーボードが閉じない!ポイポイ追加できる
(追加ボタン以外の画面を押すと閉じます)


癖になる押し心地のぷよぷよボタン
(ボタンを押すと振動が加わります)
テキストの長押しでコピーできる!


目に優しいダークモード対応!
実際の使用イメージ
【操作の説明】
①テキストフィールドをタップ
②メモの入力⇆メモの追加
③テキストの長押しでメモのコピー
④お天気ボタンでダークモードに切り替え
⑤メモの削除
背景
このアイデアは、大学2年生の夏に参加したアイデアソンで生まれました。アイデアソンとは、特定のテーマを決め、グループ単位でアイデアを出し合い、その結果を競うイベントのことです。
そこでは、特定のテーマが決まったら、アイデアを付箋に書き出し、次に書き出したアイデアから最終的な答えを導いていきました。この「アイデアを付箋に書き出す」作業をアプリとして形にできないかと考えたのです。
私は日常生活の中で、自分の考えを上手く整理できないことがありました。それは頭の中がごちゃごちゃした状態で考えをまとめようとしていたからです。
そういった場面で、とりあえず「メモのためのメモ」という形で、思いついたことを残せるアプリがあればいいと思いました。ポイメモで簡単なメモを取り、次に自分の考えをまとめるサイクルができれば、情報を整理しやすくなると考えたのです。
そこで私は、このような問題を解決するメモアプリを作ろうと決めました。
ゴール
いつでもササっと自分の考えを整理できるようになること。
企画
ペルソナ設定
イベントを通して出会った若手起業家の人達にインタビューの協力をしてもらい、そこで浮かび上がってきた共通のお悩みとニーズに基づいてペルソナを作成しました。

価値仮説
今回のアプリの本質的な価値は、ユーザーが自分の考えを整理できるようになるための手助けをすることにあります。あくまで、メモは作業でしかありません。
そのため、この作業をノーストレスで行えることを軸にサービス設計しました。

競合分析
メモアプリを制作する上で、競合となるアプリを調査しました。
その結果、シンプルで使いやすいメモアプリはあるが、デザイン性が乏しいアプリが多いこと。純正のメモアプリと役割が被っているものが多いこと。この2点が調査から分かりました。
ここから、タイトルだけに特化したメモアプリ、なおかつデザイン性に優れているアプリを作れば、競合優位性を生み出せると私は考えました。

提供価値
ペルソナや競合分析の内容を下に、今回のアプリのコア機能を2つ作成することを決めました。コア機能は「メモの編集」と「コピー機能」です。

情報設計
オブジェクト抽出
企画で整理した内容を下に、ユーザーのサービス体験フローを物語形式で整理しました。その中で、登場するオブジェクト(名詞)を洗い出していきました。

ワイヤーフレーム
抽出したオブジェクトを下に、ワイヤフレームを作成していきます。修正することを前提になるべく早く形にし、ブラッシュアップしていきました。
主なポイントは、メモを最速で入力できる設計を考えることでした。入力エリアを上に置くアイデアは、PinterestやDribbbleに掲載されているデザインから着想を得ました。
また、1画面のみの設計にし、上の方のメモしか見れないようにすることで、メモの削除を促進させ、考えを整理できている感覚を味わえるようしました。

表現
ワイヤフレームがある程度できたら、今度は見栄えを整理していきます。主なポイントは、設計がシンプルなため、毎日メモしたくなるような遊び心を加えることでした。
出来るだけメモを目立たせるために、配色や影の関係性を意識しました。ボタンに関しては、押したら振動を加えることを想定していたため、ぷよぷよ感を演出しました。

総括
頑張ったこと
メモアプリはシンプルですが、ユーザーの心情をさらに深掘ることで、さらにシンプルにし、ポイメモにしかない体験が作り出せたのではないかと思います。
メモを最速で入力できる設計を考えることが最も苦労した点です。入力エリアを上に置いたり、追加ボタンを押してもキーボードを閉じないようにすることで形にしました。
開発では、基本的なCRUD操作のみだったのでスムーズに行えましたが、ビジュアルの面で、配色や影の関係性を意識しながら自然な凹凸を表現することに苦労しました。
今後に活かすこと
ユーザーの心情を深掘ることで、今回のアプリを生み出すことができたと思います。とはいえ、アプリはまだまだ未完成で、メモがないことを示すラベルやフォームのプレースホルダーなど、足りていない情報が多くあるのでこれから改善していきたいです。
この経験を得て、ユーザー視点で制作することの大切さを改めて感じました。今後はより一層、ユーザー視点で考えられるように、日々の生活から相手の立場に立って物事を考える習慣を身につけていきたいと思います。
余談ですが、私はこのアプリを日常的に使っています。使い方としては、見聞きした情報やふと思いついたアイデアをポイメモに残し、後でノートにまとめる感じです。
興味がある方はぜひ、日常のメモに「ポイメモ」を活用してみてください。

