TASKS|スマホアプリ

概要

TASKSとは?

TASKSは「タスク管理にシンプルさを!」をモットーに開発した1画面で使えるタスク管理アプリです。

タスク管理アプリなので、意味が伝わるように「TASKS」と名付けました。

メインカラーは白と黒です。タスクの色を6色から好みに応じて選択できるようにすることで、シンプルさの中に彩りを加えています。

タスクの色は、バランスが整うようにマットな質感のカラーリングを採用しました。

基本情報

名前TASKS|タスク管理
リリース日2022年11月8日
作成期間1ヶ月
役割UI/UXデザイン / 開発 / マーケティング
URLAppStore(https://apple.co/3VhR6y5

技術スタック

デザインFigma
言語Swift(SwiftUI)
アーキテクチャMVVM(Model View ViewModel)
データ管理Core Data

TASKSの特徴

シンプルでスタイリッシュなデザイン

片手で簡単!スマートに入力できる

タップで「明日以降」のタスクを確認!

タップで「完了済み」のタスクを確認!

タップで「未完了」のタスクを確認!

実際の使用イメージ

【操作の説明】

①タスクの追加ボタンをクリック

②タスク内容を入力する

③追加したタスクを完了する

④今後(明日以降)→ 完了(完了済み)→ 未完(昨日以前)のタスクを確認

背景

このアイデアを思いついたのは、大学3年生の夏に、日本最大級のAIメディアの記事を執筆するライターとして働いていたときのことです。メディアのコラム記事を、私を含めた大学生数十名が役割を分担して運営していました。

私たちは、プロジェクトを進行するために「Trello」というアプリを利用していました。Trelloは、チームがあらゆるタイプのプロジェクト、ワークフロー、またはタスクの追跡を管理できるようにする視覚的なツールです。

私はTrelloの容易な操作性に感銘を受けていました。ドラック&ドロップでタスクを移動できるようにすることで、画面遷移をせずに、1画面でのタスク管理を可能にしていたのです。シンプルなアイデアですが、無駄のない新しいアイデアだと感じました。

この容易な操作性をスマホアプリでも再現できれば、必ず価値のあるものができると思い、今回のアプリを作ろうと決めました。

ゴール

タスク管理にシンプルさを与えることで、タスク管理を容易にすること。その結果、タスク管理にかける時間を減らし、より良い時間の使い方ができるようになる。

企画

ペルソナ設定

一緒にメディアを運営していた会社の同僚や上長にインタビューの協力をしてもらい、そこで浮かび上がってきた共通のお悩みとニーズに基づいてペルソナを作成しました。

価値仮説

今回のアプリの本質的な価値としては、タスクを効率的に管理できるようになることで、より良い時間の使い方ができるようになることにあります。あくまで、タスク管理は作業でしかありません。

そのため、この作業をノーストレスで行えることを軸にサービス設計しました。

競合分析

タスク管理アプリを制作する上で、競合となるアプリを調査しました。

その結果、タスク管理に絞らず、他の機能を有した多機能のアプリが多いこと。タスク管理に絞ったアプリではあるが、テキスト管理のみで、時間や重要度などを管理できるものが少ないこと。この2点が調査から分かりました。

ここから、タスク管理に絞り、時間や重要度などの社会人がタスク管理で求める必要最低限の情報を有するアプリを作れば、競合優位性を生み出せると考えました。

提供価値

ペルソナや競合分析の内容を下に、今回のアプリのコア機能を2つ作成することを決めました。コア機能は「タスクの編集」と「タスクの分類」です。

情報設計

オブジェクト抽出

企画で整理した内容を下に、ユーザーのサービス体験フローを物語形式で整理しました。その中で、登場するオブジェクト(名詞)を洗い出していきました。

ワイヤーフレーム

抽出したオブジェクトを下に、ワイヤフレームを作成していきます。修正することを前提になるべく早く形にし、ブラッシュアップしていきました。

主なポイントは、ユーザーが1画面で容易にタスク管理できる設計にすることでした。設計のベースはシンプルですが、ユーザーにカラーやタイプなどの選択肢を与えることで、使い方の広がる設計になっています。

表現

ワイヤフレームがある程度できたら、今度は見栄えを整理していきます。主なポイントは、シンプルながらも、使っていてテンションの上がる配色を心掛けることでした。

タスクカードの色は、邪魔にならず、なおかつ全体のバランスが整うようにマットな質感のカラーリングを採用しました。

総括

頑張ったこと

Trelloのような操作性を再現することに最も苦労しました。結果的に、少し異なるものの1画面で容易に操作できるタスク管理アプリに仕上がったと思います。

シンプルさの中に彩りを加えるにはどうすれば良いのかを常に考えていましたが、ユーザーに色の選択肢を与えることで、自由度の広がる設計を実現させました。

開発では、月別やフィルタリングなど、日にちによって表示する数値を変化させる必要があったため、その点が開発の肝でした。そのため、日にちを管理するためのプラグインへの理解を深めることで、開発をスムーズに進められるようにしました。

今後に活かすこと

企画からリリースまでスピード感を持って取り組めたことは良かったですが、分類の文言が曖昧だと感じています。「今日・今後・完了・未完」の部分のことです。

このような納得できない部分がリリース後にあるというのは、設計の詰めが甘いことの表れなので、今後はより一層詳細に取り組んでいきたいです。フィードバックをもらいながら改善していこうと思います。